いまも心に残っている言葉〜身近な人の言葉を座右の銘に〜

皆さん、あけましておめでとうございます。fusatonです。


このあいだ書いたばかりと思っていたら、もう4か月も開いていました。
時間が立つのが恐ろしいほど早いですね・・・


さて、今日のテーマは「心に残っている言葉」です。


いままで生きてきた中で、いくつかの心に響いた言葉があります。
そして今でも自分の仕事、暮らしの中で響く言葉です。
まあ、身の回りの人が教えてくれた座右の銘みたいなもんですね。


その言葉を発したのは親や学校の先生、友達、先輩、過去の偉人たちなどさまざまですが、
今回は10の言葉をご紹介したいと思います。



1. 「頭は生きているうちに使え」


これは父の言葉です。


なにか困ったとき、そしてそれにうまく答えが出せないでいたり、まごまごしていると
父が解決策をしめした後に、決め台詞のように「頭は生きているうちに使え」と言っていました(今も言っています)。


言わるたびにイラっとしていましたが(笑)、この言葉のせいで、問題にぶち当たった時に何とかしなきゃという気持ちが大きくなった気がします。
いま考えるとちょっとキザな言葉ですが、これで自分の問題解決力が養われたような気がしています・・・



2. 「Simple is Best」


これも父の言葉です。
小さいときには何のことかさっぱりわかりませんでしたが、
今は毎日のように感じています。


なにかデザインしたり、決めたりしようとしたときに、複雑になってしまうこともありますが、
僕の経験では、そういう複雑な結論は得てして失敗に終わることが多いような気がしています。
そして複雑なことはコストがかかります。


シンプルが一番、と毎日のように僕も思うようになりました。



3. 「よく観察しなさい」


これは大学学部4年生の時の指導教官の言葉です。
当時僕は生物の生理的現象のシミュレーションに盲目的になっていたのですが、
そんな僕を見て先生が言った言葉です。


シミュレーションはあくまでも人の頭の中でしかない、
そんなものの外側にこそ「真実」があって、それを「発見」することのほうがよっぽど価値がある、
というような意味だったのだと思います。


これは今の仕事でもとっても役に立つというか、
今でもなかなかできないことが多いことです。


観察力、洞察力を磨くというのは一生のテーマのような気がします。



4.「知行合一


これは陽明学の命題の一つです。
僕はこれを「知っていることとは実行できること」
もしくは「実行できないのでれば理解しているとは言えない」という意味として解釈しています。


これも日々の仕事、暮らしのなかで痛感することが多いです。


自分も含めですが、なにかをやろうとしてできないのは、
そのやろうとしていることに必要なことを理解できていないからです。(当たり前ですが)


ですが、若いときはなおさらですが、なんでもできる気になってしまうことも多いと思います。
そんな状態を戒める言葉でもあります。


なおwikipwdiaによれば、


”「知は行の始なり、行は知の成るなり」、
つまり、知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である”


ということだそうです。



5.「まずはやってみないとわからない、だからやってみなさい」


これは大学院生のときの指導教官の言葉です。


この先生はご自身で大学発ベンチャーを起こされた方で、
リスクを負わなければ新しいことはできない、という意味だと僕は理解しています。


これも最近そのとおりだな、と身に染みてわかるようになってきました。
会社を興すような大きな話ではなくても、日々の暮らしの中で十分実践できることだと思います。



6.「小さく縮こまるな」


これは大学の時の友人の言葉です。
自分ができる範囲ですべてを収めるのは心地よく、安全ですが、
人間の度量、器みたいなものは元のサイズのまま、成長することはありません。


僕がそのようにみえたのかどうなのかは不明ですが(笑)、
これもいまも僕の心に響く言葉です。



7.「困難は分割せよ」


これはかの有名なデカルトの言葉です。
この言葉はとても具体的で、仕事でこのことを痛感することが多いです。


分量が多い、とてもすぐにはゴールにたどり着けそうもない問題でも、
適切に分割すれば一つ一つは解決できるサイズになります。


この言葉はとても有用で、普遍的な言葉なのだと思います。



8.「問題はなんですか」


これは僕の言葉です(笑)
仕事でやたら責められたとき、お話にはとても時間がかかってたくさんのことを言っているようなのだけれど、
なにが一番いいたいのか、なにがいけないのかが分からなくて、自然に出た言葉です。


べつに喧嘩を売っているのではなく、単純にそう思っただけなのですが、
これを聞いた相手は「うっ」となっていました。
そしてよくよく聞いてみると問題はとても些細なことでした。


この言葉はある意味パニック状態になっているときによく効く言葉だと思います。
自分でもあれあれあれ?どうしよう?となっているとき、問題はなにか、と自分に問うと、
問題の一番深いところまでいけるような気がしています。(気がしているだけかもしれませんが)



9.「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ」


これは山本五十六の言葉です。
後輩や部下に仕事をお願いするとき、
ただの命令口調でやっても一時は動いてくれるかもしれませんが、すぐそんなのは効かなくなってしまいます。
自分もこのことで困ったことがありました。そこで悩んでいた時この言葉に出合いました。


自発的な行動を促すためには、このようなやり方がベストなのでは、と思っています。



10.「大丈夫、大丈夫」
最後になりますが、これは僕の小学校の時の先生の言葉です。
そして、つい最近聞いた言葉です(笑)。


いまだに小学校の恩師と交流があり、なにか忘れましたが相談事をしたときに、
諭すように「大丈夫、大丈夫」とその先生がおっしゃりました。


ありきたりな言葉ではありますが、その先生が発することで、
本当に大丈夫かも、と思えたのです。
これってすごいなーと思いました。(ちょっと危ないかな・・?)


たぶん大丈夫じゃないことも沢山世の中にはあると思うのですが、
生きる上では、精神安定剤的な意味でも、とっても重要なんじゃないかな、と思います。



と、以上10個の言葉をご紹介しました。
新年、この言葉をもう一度胸に刻んで頑張ろう!と思ったのでした。