噛み合わない話

みなさんこんにちは。
昨日はソニーについて書きました。
たまたま週刊ダイヤモンドソニー特集をやっていて、ちょっとびっくりしました。
今日は面白い動画を見つけたので、それをみて感じたことです。


■噛み合わない話

まず以下の動画を見てみてください。

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この動画は、クライアントが「7本の赤い線を引いてほしい。ただし、"何本かは緑と透明のインクを使って」という無理難題を依頼してきていて、技術者が返答に困る、というものです。


仕事でこのような場面に出くわしたことがあり、思わず笑ってしまいました。



■なぜかみ合わないのか?
この動画は、あり得ない内容を題材とすることで、話がかみ合わないということの問題点をわかりやすくしていると思います。


なぜ話がかみあわないのか?
それはクライアント側に、技術的というか論理的な理解力が欠落していて、技術者がその矛盾を伝えようとしても伝わらない、ということです。
つまり、クライアントに問題があるパターンです。


派生パターンとして、論理的には正しいけど、情報が欠落している場合もあるとおもうのです。


たとえば、今回の動画の例でいえば、「7本の線を引いてほしい。顧客を感動させる色で」のような指示を出された時、出された側のデザイナーが「顧客を感動させる色はなにか」をクライアントに聞いて、技術者に「赤」「緑」のように伝える、という作業が発生すべきですが、
これができなくて、ただデザイナーが「顧客を感動させる色を引くように」と技術者に伝える、みたいなものもあるんじゃないでしょうか。


さらに、動画の逆パターンも世の中にはあると思います。
技術者側が技術的というか論理的な理解力が欠落していてる場合です。クライアントが言わんとしていることを理解しようとしない、できない技術者もたくさんいると思います。


大事なのは、仕事を出す立場だからと言って偉そうにしないで、自分のわからないことがあれば勉強する、謙虚に聞くという姿勢だと思います。


技術者の方も、どうせクライアントは細かいことはわからないからといって、理解するのをあきらめてしまうことがあれば悲しいことです。


どんな立場でも、基本的な知識の習得と、お互いに理解しようとする姿勢が大事なのではないでしょうか。